中国人の本性―歴史・思想・宗教で読み解く

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  • サイズ B6判/ページ数 265p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784198636364
  • NDC分類 222.004
  • Cコード C0036

出版社内容情報

大ゲンカ→無視→共感→? 真っ向対立する二人が日中の歴史・思想・宗教を分析しながら「対立の文化論」を展開する。

親中国派の副島氏と中国に嫌気がさし日本に帰化した石平氏が日中衝突の深層を抉る。石平氏は日本が好きだった中国は宋、とりわけ南宋の文化にありとする。その文化的背景が解らない日本の文化人が今の中国を付け上がらせているとする。その筆頭が副島氏をはじめとする似非左翼だと厳しく糾弾。一方、今の中国が強行姿勢をとるのはアメリカをはじめとする西洋列強に搾取されたからだという。中国はアヘン戦争からおかしくなったと反駁する。

【著者紹介】
1953年生まれ。早稲田大学法学部卒。金融機関に勤務後、日本初の民間国家戦略家として政治、経済、社会のさまざまな問題について独自の情報源から政策提言をおこなっている。

内容説明

ケンカ→無視→共感→大ゲンカ→?今の中国人は昔の中国人ではない!激論・最終篇。

目次

第1章 日本がほんとうの中国と出会った時代―日中両国の文化交流の本質を南宋の知識人に探る
第2章 中国を解く三つの鍵‐漢字・道教・三国志―中国歴史の民衆運動のエネルギーとなった道教と『三国志』パワー
第3章 中国を動かす原理‐「天命思想」とはなにか―中国の革命思想の原点は「易姓革命」にある
第4章 日本は中国の属国化からいつ脱却したか?―江戸の尊王思想の誤りと中国の愛国思想の挫折
第5章 中国知識人の心を歪めたアヘン戦争の敗北―欧州債務危機への支援で屈尋を晴らす中国
第6章 「中華民族の偉大なる復興」はありうるか?―今やすべての最先端、最高技術はすべて中国が握った?
終章 中国を根底で動かした愛国思想家の系譜―儒教を超克するほんとうの愛国思想の原点を探る

著者等紹介

副島隆彦[ソエジマタカヒコ]
1953年福岡市生まれ。早稲田大学法学部卒業。外資系銀行員、予備校講師、常葉学園大学教授などを歴任。政治思想、法制度論、経済分析、社会時評など多くの分野で評論家として活動。副島国家戦略研究所(SNSI)を主宰し、日本初の民間人国家戦略家として研究、執筆、講演活動を精力的に行っている

石平[セキヘイ]
1962年中国四川省成都市生まれ。1980年北京大学哲学部入学。1983年頃毛沢東暴政の再来を防ぐためと、中国民主化運動に情熱を傾ける。同大学卒業後、四川大学哲学部講師を経て、1988年留学のために来日。1989年天安門事件をきっかけに中国と「精神的決別」。1995年神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了。民間研究機関に勤務。2002年『なぜ中国人は日本人を憎むのか』を刊行して中国における反日感情の高まりについて先見的な警告を発して以来、日中問題・中国問題を中心に評論活動に入り、執筆、講演・テレビ出演などの言論活動を展開。2007年末日本に帰化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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MICKE

3
本性とか云うと何かいかにもわるいことのようだけど、こんなインテリジェンスな語りはないね、勧めようにもかなりの知性が必要だ。2013/07/28

ぷれば

1
中国の歴史、思想、宗教など、主に中国の知識人や思想家についての対談集。石平氏の話は、冷静かつ公平に語られており、途中で何度か挫折しかかったが、何とか読み終えた。2014/08/06

k.shirokuma

1
中国という国(というより、広大な地域と呼んだ方が適切かもしれない)の思想がどのような歴史の下で形作られ、どのように日本に影響を与えてきたのかを、外観的に理解するのには参考になる。しかし、冷静な石平氏に対して、副島隆彦氏の自虐史観と中国に対する媚びには、若干嫌悪を感じる。中国に対する逆説的な批判なのか、よくわからないが、感情的な論評には信頼を置くことはできない。2014/01/29

はる

1
中国は、歴史があって奥が深いので、難しいです。プライドが高いとういことはわかりました。2013/11/10

masaYoshizuka

1
日本と中国の歴史に関して疑問に思っている事がいくつかあります。ここのところ何冊か読んだ中では、それら疑問に一番答えてくれたようです。 ①禅や水墨画などの日本的美意識はどのようにして形作られたのか。②儒教(儒学)的考えは日本人の意識の中にどうしようもなく存しているが、それはなぜか。中国ではどうなのか。③いくつも王朝が変わった中国であるが、中華人民共和国と、それまでの王朝との大きな違いはなにか。 といったところ。 南宋に注目です。2013/10/15

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